スポーツ外傷とスポーツ障害について

皆様おはようございます。HealthyBodyパーソナルトレーニングジムです。

目次

  • 1 外傷とスポーツ障害
  • 2 脊椎のスポーツ外傷

    最初に、スポーツ外傷は様々ありますが、脳震盪、肩関節脱臼、前十字靭帯損傷、足関節捻挫、骨折など、一度の外力で受傷するスポーツ外傷です。

    疲労骨折やオスグッド・シュラッター病、ジャンパー膝などは使い過ぎによる負荷の蓄積で生じるスポーツ障害です。

    半月板損傷や腱板損傷、椎間板ヘルニアなどは、1度の外力で生じる場合と、経年的に組織が変性した結果生じる場合がある。

    競技復帰に関して、スポーツ外傷では患部の損傷が治癒した段階で復帰が可能と捉えられがちである。

    しかし、患部を安静にした事で筋力低下や関節拘縮が生じる為、身体機能の改善および再発予防のリハビリテーションを行った上で、段階的に競技復帰する必要がある。

    また、スポーツ障害は単に使い過ぎが原因ではなく、柔軟性低下、バランス不良、筋力不足などのコンディショニング不足が背景にあり、不良な競技動作が加わって生じる事が多い。

    その為、患部の安静や運動量の調整だけではなく、身体機能の改善、競技動作の改善を目的としたリハビリテーションを行った上で、痛みの改善に伴い段階的に競技復帰する必要があります。

    スポーツ外傷やスポーツ障害での競技復帰で重要な事は、的確な運動量の調整とやってはいけない競技動作の休止➁リハビリテーションによる身体の使い方や競技動作の改善。

    ➂段階的な競技復帰である。

    次に、頭部の外傷では、コンタクトスポーツで生じる頻度は高いものの、あらゆるスポーツで生じる、スポーツ現場の判断が予後を左右する事がある。

    意識障害の評価の他、脳震盪を疑う症状も理解しておく必要がある。

    重症の頭部外傷の可能性があり、速やかに救急要請を行う症状として、持続する意識障害、意識状態の経時的悪化、呼吸障害、瞳孔不同、手足の麻痺、言語障害、痙攣、繰り返す嘔吐などが考えられます。

    脳震盪は、頭部打撲直後から出現する神経機能障害であり、かつそれが一過性で安全に受傷前の状態に回復するものと定義されています。

    一時的に脳の活動に障害が出現している状態です。

    一度受傷すると再発しやすく、また繰り返す事で重篤化、長期化しやすいと言われています。

    頭部の回旋外力による受傷が原因が多く、運動している人同士や設備の接触、転倒、ボクシングのパンチによる頭部の揺さぶりなどが原因となります。

    ボクシングやアメリカンフットボール、柔道、ラグビー、サッカー、バスケットボールなどのコンタクトスポーツに多い。

    脳震盪の状態は、頭痛、めまい。気分不快、意識消失、健忘、嘔吐、バランスの障害、反応が鈍い、見当識障害など多彩です。

    この中でも、意識消失がない脳震盪の方が多い事を認識しておく必要があります。

    CT検査では、出血などの異常を認めない事が多いです。

    脳震盪を起こした場合や疑われる場合は、プレーを継続せず、専門家の評価を受けさせることが勧められて、24時間以内誰かがそばに付き添う事が重要です。

    ボクシングやアメリカンフットボールの引退後に行動異常および精神症状、認知障害、運動異常などの症状が出現する慢性外傷性脳症が注目されており、脳内のリン酸化タウたんぱくの蓄積が原因と報告されている。

    次に、頸椎と頚髄の損傷について頚髄損傷の多くは、頸椎の脱臼あるいは骨折である頸椎損傷に伴って発生します。

    頭部から地面に落下した場合やタックル動作など、頸椎が急激に過伸展、過屈曲される事で生じる。

    浅いプールへの飛び込みも注意が必要です。

    頚髄損傷では、四肢麻痺などの重大な後遺症を残し日常生活への影響も非常に大きく、最大限の予防が行わなければいけません。

    受傷時は、頸部痛や可動域制限、運動麻痺や知覚麻痺など記す。

    受傷時に血圧低下、徐脈などの脊髄ショック症状を認める事もあります。

    頭頚部の外傷が生じた場合では、不用意な運搬や麻痺の悪化を招かないよう頭頚部を固定して外へ搬送する。

    続いて、腰椎分離症について解説していきます。

    成長期のアスリートに発生する腰椎椎弓の関節突起間の疲労骨折です。

    腰椎の後屈時や回旋時の腰痛が典型的な症状です。

    分離症の初期の場合は、X線検査での判断は困難といわれています。

    分離症の病期の決定には、MRI検査やCT検査が必要であると言われています。

    初期であれば約3カ月のスポーツ休止と体幹装具(コルセット)着用により腰痛は緩和し、骨癒合が期待できます。

    進行期であれば6カ月程度のコルセット装着期間が必要となる。

    リハビリテーションとしては、股関節伸展動作の予防としてコルセットなどで痛みがない状態まで改善させる事ができます。

    若年であればあるほど、分離症に進行しやすく、痛みがある時は無理させてはいけない。

    身体が硬い方に発生し、ハムストリングスや大腿四頭筋の強化をする事で再発予防に繋がります。

    最後までブログをみて頂き有難う御座いました。

    全ては皆様の健康の為に。