成長期子供の運動や有酸素運動について 

成長期子供の特徴

小児期、成長期のアスリートを診るためには成長期の特徴を理解する必要があります。

四ツ谷、新宿の成長期の選手などもパーソナルトレーニングができますのでお問合せ頂ければと思います。

骨端部や成人より厚い関節軟骨では力学的に脆弱であり、障害を受けやすい傾向にあります。

成長ピークでは、加速度的な骨の長軸方向への成長が起こり、軟部組織の成長が追い付かず、筋や腱や関節包の柔軟性低下が生じます。

この時期にスポーツによる繰り返しの負荷が加わるとオーバーユースによる障害を起こす事になる。

下肢のアライメントが成長期に伴い変化する事もこの時期の特徴です。

同じような負荷を受けても成長時期により障害を受けやすい部位が異なる。

12歳ぐらいの女性は、骨端部で多く、男性の13歳頃では骨端線部で多く障害を受けやすい傾向になります。

膝伸展機構でのオーバーユースを例に挙げると、10歳ころはシンディング⁻ラルセン⁻ヨハソン病や11歳~13歳頃には、オスグッド⁻シュラッダー病、骨端線が閉鎖した時期より膝蓋骨疲労骨折や膝蓋腱炎などが発症しやすくなる。

 

 

成長期の有酸素運動におけるアスリートで注目すべき事

成長期の段階により障害を受けやすい部位が異なる為、選手の成長段階を把握する事が必要である。

成長期の選手のチームを担当する場合は、月1回くらい身長測定を行い記録していくと良い。

成長期の障害と筋のタイトネスの関係は非常に強い為、筋のタイトネスを確認する。

特に、腸腰筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋の柔軟性のチェックは必須である。

成長期に限った事ではないが、スポーツ障害においては、動的アライメントの不良や筋のタイトネス、筋力のアンバランスが原因である場合が多い。

アライメント異常を診る際に、1つの関節だけに注目するのではなく、下肢であれば体幹、骨盤から足部まで下肢全体をみる必要があるし、上肢であっても足部や下肢全体、体幹、骨盤や肩甲帯

などにも目を配る。

また、練習環境が原因の事もある。

練習時間や投球動作のあるスポーツでは、投球数などの把握も重要である。

 

成長期の子供、スポーツ障害

痛いなら休む、痛くなくなるまで休むではなく、的確な評価をする必要がある。

競技種目に多い障害の部位と好発する年齢、痛みの性質からの評価が重要である。

競技を続けながら運動ができるのか?または、競技を中止して一時的な安静が必要なのかを判断する。

出来るだけ速やかな復帰をする事と再発予防である。

根本的な要因を改善する事を忘れてはならない。

成長期のスポーツ障害では、判断ミスにより変形や後遺症を残す事もあり、早期発見のための診察や検査を行い、必要に応じて保護者や指導者、トレーナーと協力する事が重要である。

基本的な保存療法の流れでは、障害によらずおおよそ同じである。

急性期の局所的安静を保ち、炎症と腫脹の軽減に努める。

この時期には、痛みのない範囲内でのストレッチを行う。

成長期では障害に対する知識が未熟である為、この時期にアイシングの方法や正しいストレッチの仕方を指導する。

どのような動作で痛みがでるのかを、パーソナルトレーナーや運動指導者は認識する必要性がある。

再発時に早く自覚させる事が重要である。

最後までブログを見て頂き有難う御座いました。

全ては皆様の健康の為に。