糖の代謝と肝臓と骨格筋の役割について

皆さんこんにちは。HealthyBodyパーソナルジムです。

目次

  • 1 肝臓の役割とは?
  • 2 骨格筋の役割とは?

    肝臓は、主要なグルコース生産臓器であり、絶食時に生体が必要とするグルクースは主に肝臓産生により供給される。インスリンの基礎分泌は肝糖産生を適切に保つために重要な機能を担う。

    糖尿病のお客様では、肝糖産生の程度が空腹時血糖と強く相関する事が知られており、インスリン作用の不足によると肝糖産生抑制不全が空腹時の高血糖をもたらします。

    肝臓は、摂食時に蓄積したグリコーゲンの分解と糖新生によって糖を産生するが、糖尿病患者の糖産生の増加は主に糖新生の起因すると考えられている。

    糖新生は、アミノ酸や乳酸、ピルビン酸、グリセロールなどの非糖質性の基質からグルコースを合成する反応であり、グルカゴンやグルココルチコイドによって刺激され、インスリンはこれを抑制する。

    糖新生は解糖系の逆反応によって触媒されるが、ピルビン酸とホスホエノールピルビン酸、フルクトース、リン酸とフルクトース1リン酸、グルコース6リン酸とグルコースの転換反応間に不可逆反応が存在し、糖新生においてこれらの不可逆反応は解糖系の逆反応を直接触媒する酵素によって触媒される。

    これらの3つの不可逆反応を触媒する酵素が糖新生の律速酵素となる。

    グルコース6リン酸からグルコースへの反応を触媒するグルコース6ホスファターゼとオキサロ酢酸をホスホエノールピルビン酸へ転換するホスホエノールピルビン酸カルボキシナーゼはアロステリックな活性調節機構は知られておらず、細胞内での活性はおもに酵素の発現量によって制御されると考えられている。

    2 骨格筋におけるインスリンの最重要な作用は糖取り込みの活性化である。

    インスリンによる糖取り込みの活性化は4型糖輸送担体の細胞表面への移行によって生じる。

    GLUT4は、インスリンが存在しない状態では細胞内に存在する小胞内に留まっているが、インスリンの作用によってGLUT4小胞が膜近傍に移動し、細胞膜と癒合する事によってGLUT4 が細胞外に出現する事になる。

    GLUT4小胞の膜への移動には低分子量Gタンパク質であるRabが重要な機能を担います。

    Rabは、GTPと結合した状態で活性型となりGDPと結合した状態では不活性型となる。

    骨格筋に取り込まれたグルコースはグリコーゲンとして蓄積される。

    骨格筋におけるグリコーゲンの合成分解のメカニズムは肝臓とほぼ同様の機構で生じるが、骨格筋にはG6Pをグルコースに転換するG6paseが出現しないため、グリコーゲンの分解によってグルコース自体を産生することはできず、骨格筋に蓄積されたグリコーゲンは他臓器に供給されることはなく、骨格筋自体のエネルギー源として消費される。

    骨格筋や肝臓の生理学はとても重要な要素になりますので知って頂いてお客様にアウトプットしていきましょう。

    最後までブログをみて頂き有難う御座いました。

    全ては皆様の健康の為に。