好発する外傷について
皆様こんにちは。HealthyBodyパーソナルトレーニングジムです。
目次
- 1 上肢の神経障害とは?
- 2 肘内側側副靭帯損傷とは?
最初に、スポーツ安全協会の統計をみると、障害発生状況を部位別にみたら手、指が障害全体の21%と最も多く、次に膝、足関節、頭頚部、足指の順です。
この手では、指、肘、前腕を加えると30%を超えています。
上腕、肘関節、前腕、手の障害は、パーソナルトレーナーでも対応が多い部位と言えるだろう。
上肢の神経障害では、胸郭出口症候群があります。
胸郭出口を通る血管や神経が様々圧迫される事によって起こります。腕神経叢(神経の束)が胸鎖関節や肩鎖関節にぶつかる事によって手が痺れる場合があります。
具体的に説明すると、腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈、腋窩動脈が、前、中斜角筋の間、鎖骨や第1肋骨の間、小胸筋などで圧迫される事が多いです。
肩から上肢にかけてちくちくするような痛みや、痺れ、冷感、皮膚の蒼白などが現れます。
肩甲上腕神経障害では、肩外側から後方に生じる疼痛、筋力低下、棘上筋や棘下筋の筋委縮がみられます。
ガングリオンや競技動作などの競技動作などが原因として考えられます。
肩関節の水平屈曲により肩甲上神経の緊張が高まり肩甲切痕部で神経が絞扼されると言われています。
バレーボールや野球、テニス、ハンドボールなどでみられる事が多いと言われています。
次に、肘部管症候群について説明していきます。
肘部管とは、尺骨神経が尺骨神経が上腕骨内側上顆の後方尺側手根屈筋上腕骨頭と尺骨頭の間に張っているオスボーン靭帯の深部を通り、尺側手根屈筋内に入るまでの区間といわれています。
肘部管にて、尺骨神経が何らかの原因で圧迫されて牽引ストレスを加えられて発生します。
小指や環指(薬指)手、しびれや握力の低下などがみられてきます。
またかぎ爪指変形がみられる事があります。
主な原因として、肘屈伸運動に伴う尺骨神経の脱臼、亜脱臼、外傷後の瘢痕による固定などが挙げられる。
野球やテニス、バドミントン、ゴルフなどに発生する事が多いです。
次は、絞扼性神経障害です。
ギヨン管症候群は、尺骨神経がギオン管内で何らかのストレスを受ける事で生じます。
小指と薬指の橈側の尺骨神経領域での知覚障害や巧緻運動障害が生じます。
母子内転筋や第1背側骨間筋の障害でパンチ力低下が生じます。
次に手根管症候群です。
正中神経が手根管内で何らかのストレスを受ける事によって生じます。
正中神経領域での知覚障害と短母指外転筋や母子対立筋、母指球周囲の萎縮などがみられます。
次に、肘内側側副靭帯損傷(MCL)について説明していきます。
外反強制を伴う脱臼などの急性外傷により生じる場合と投球などの繰り返しのストレスによって生じる場合があります。
肘関節伸展位での転倒や柔道などの格闘技での肘への技で、捻挫や脱臼を生じ、MCLが断裂する場合があります。
慢性の場合では、投球動作や繰り返される肘外反ストレスが原因で損傷が生じます。
投球動作でも徐々に疼痛が生じる場合と1球で疼痛が生じる場合があります。
最後までブログをみて頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。