腰痛,原因,マッサージ,腹筋,おしり腰痛の原因について(2)

皆さんこんにちは!ヘルシーボディの大熊です。前回の続きで腰痛の根本の原因について解説していきます。

まずはコアの不活性化についてです。みなさん腹式呼吸できますか?一見簡単そうですが出来ていない人かなり多いような気がします。

できないと腰痛や肩こりの原因になります。
なぜなるのかというとここでコアの不活性化という話が出てきます。呼吸をするとき横隔膜が動きますがこれが腰椎に付着をしています。しっかり腹式ができていれば腰椎の活性化に繋がるわけですから、ある程度の圧には耐えられるようになるという事です。
それにぎっくり腰が起きやすいL4L5間は付着している筋肉がそもそも少ないのです。そのため残された数少ない筋肉たちを日頃から活性化をさせておくことで腰痛の予防になるという事です。

やり方は二つあります。一つは片方の手を胸にもう片方の手をおなかの上に置きます。その状態で胸を膨らまさないようにお腹に空気を入れていきます。空気を入れると言いましたが厳密には空気ではありません。
では実際何かと言いますと一つ例に挙げて解説してみましょう。
あなたは今個室にいる内臓です(←例ですので気にしないでください)天井の一部分には横隔膜がいます。横隔膜は呼吸の時に下に降りてきます。つまり天井の一部分が自分に迫ってきている状態です。その時内臓であるあなたはどうしますか?おそらく天井が落ちてきていない部分に逃げますよね。これと同じことが起きています。
つまり腹式呼吸によって膨らむのは空気ではなく内臓です。行き場を失った内臓たちが四方八方に散らばるため腰椎周りの隙間を覆うようになります。わかりやすく言うとコルセットのような状態です。これがスムーズに行えるようになることで腰の怪我を防ぐことに繋がります。

二つ目は一つ目と同じように呼吸をするのですが吐くときにお腹のふくらみを保ったまま息を限界まで吐いていきます。意図的に膨らみをキープしているという事は降りてきた横隔膜を吐くときにも離さないようにするという事なのでストレッチがかかります。これをかなり活性化に繋がります。

これらは意識的に出来ていない人が多いので腰痛で悩んでいる人はまず腹式呼吸をマスターしてみてはいかがでしょうか。その場でも効果が期待できるものだと認識していますので応急処置として活用してください。

次回は腰痛の最後の原因である骨盤の歪みについて解説をします。腰痛を語る上でかなり大切なことになりますので楽しみにしていてください。

全ては皆さんの健康の為に。