免疫とは?
免疫とは?
免疫は、体外から侵入した微生物や異物、あるいは体内に生じた異常物質や老廃物、病的細胞を排除し、体内の恒常性(ホメオスタシス)を維持しようとする生体防御のしくみをさす。
栄養失調や高齢、エイズにみられるような免疫機能が低下した状態では感染症や悪性腫瘍(ガン)の増殖を招きやすい。
逆に過剰な免疫反応は自己免疫疾患やアレルギー疾患を引き起こす。
免疫系が過不足なく機能する事によって健康状態が維持されているといえる。
獲得免疫と自然免疫とは?
免疫系を構成する細胞は、白血球と総称され食細胞系とリンパ球系に大別されている。
食細胞は、好中球、単球、マクロファージである。
リンパ球は、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)、Tリンパ球、Bリンパ球である。
食細胞(貪食細胞)は、アメーバーのように運動し微生物や異物を補足して細胞内に取り込んで分解する食細胞を専門とする細胞で、好中球や単球、マクロファージなどを指す。
Tリンパ球とBリンパ球などに大別される。
免疫系は、細胞成分と体液成分から細胞性免疫と体液性免疫に分類される。
自然免疫と獲得免疫の違いは、どちらも健康を維持する体を守る免疫システムですが、自然免疫は先天的に備わっているものに対し、獲得免疫は後天的に身につくという違いがあります。
自然免疫は、身体に異物が侵入すると異物の危険性に関わらず攻撃します。
獲得免疫は、自然免疫で防ぎきれなかった細菌やウイルスに対して反応し、一度侵入した異物を記憶して体内に侵入してきた際に攻撃します。
免疫が高くする為には、運動、栄養、睡眠がとての重要です。
免疫と病気
自己に反応する免疫異常として自己免疫疾患があり、例えば、関節リウマチでは免疫系が自己の関節組織を攻撃し関節に炎症や変形をきたす。
朝のこわばりは、代表的な例である。
適度な運動は、感染症のリスクを減少させる。
マラソンや激しい運動、過酷なトレーニングは、逆に易感染症を引き起こすとされている。
スポーツ選手には、皮膚や粘膜の感染症が多い。
これは、運動によって高温、低温、乾燥、湿潤、紫外線、圧迫、外傷、土壌や有害物質との接触など外部環境からのストレスを受ける事が多いからである。
運動では、骨格筋への血流は促進されるが、皮膚や粘膜、内臓への血流循環は抑制される。
そのバリアの機能が障害されて病原体が体内に侵入しやすくなる事が原因である。
適度の運動を心がけて頂きたいものである。
最後までブログを読んで頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。