変形性膝関節症の膝の痛み、膝の改善には?
変形性膝関節症の特徴的な痛みとは?
歩き始めや、立ち上がりの時に膝が痛むけど、少し休んだり、我慢して歩いているうちに治まり、普通に歩けるようになります。
このよな状態であれば変形性膝関節症が強く疑われます。
痛むのは、軟骨の破片が骨膜を刺激する為です。
長時間歩き続けると、再び痛みが出現し、段々歩ける距離が短くなっていきます。
o脚の人は膝の内側、x脚の人は膝の外側に痛みを感じる方が多いです。
膝のお皿の周囲が痛んだり、膝の後ろ側に張りを感じる事もあります。
変形性膝関節症の階段の昇降でも痛みに波があるのも特徴?
階段の上り下りで膝が痛むという症状は、中期の変形性膝関節症によくみられます。初めは降りた時に痛かったのが、軟骨の摩耗(すり減ること)が進むにつれて、上りでも痛むようになります。
変形性膝関節症の痛みは、数カ月単位でよくなったり悪くなったり、波があるのも特徴です。
一時的に改善されたからといって、そのまま改善されるわけではありません。
変形性膝関節症の初期にみられる膝の違和感やこわばり
朝起きた時や、長時間座っていた直後に、膝を動かしたら、なんとなく膝が重く、スムーズに動かないという違和感。
膝が硬くなり、動かしにくいこわばり。
これらは、変形性膝関節症で最初に自覚する状態です。
軟骨がすり減ってくれば、関節の潤滑液である関節液が軟骨になじみにくくなります。
動いているうちに関節液がなじみ、違和感やこわばりが数分で解消します。
中期には水が溜まったり膝が十分に伸びない事があります。
軟骨のけば立ちが強くなり、はがれた破片が関節の隙間に挟まると、膝の曲げ伸ばしした時にガリガリという音が聴こえます。
また、炎症で関節液が大量に分泌されるようになると、一般に膝に水が溜まったという状態です。(関節水腫)
膝が腫れて重だるく、熱っぽく感じます。
炎症を繰り返すうちに、骨膜は固くなって厚みを増し、柔軟性が下がってきます。
痛みの為に膝を動かさないと、筋肉や靭帯の柔軟性が失われ、炎症の慢性化によって周囲の組織との癒着も進み、膝を十分に伸ばしたり曲げたりできなくなります。
これを関節拘縮といいます。
軽いうちは、膝を伸ばしきれない事に気づかない人が少なくありません。
膝は、わずかに曲げた状態でも日常生活に不自由がない為、気づきにくいです。
さらに骨棘という棘がでてると、それを邪魔して膝をピンと伸ばせなくなります。
引っ掛かり感がでてきます。
O脚がひどくなったり、骨の変形が見えてくるのはこの時期です。
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全ては皆様の健康の為に。