骨粗鬆症に対する食べ物や原因は?ガイドラインについて
骨粗鬆症の関連因子や低骨量、原因は?
女性の最大骨量獲得時期は20歳頃であり、50歳頃に閉経を迎えるとエストロゲンの低下により骨密度は急激に低下する。
骨粗鬆症の原因は、このエストロゲンの低下が考えられる。
低骨量や骨粗鬆症の関連因子について検討した結果最も関連がある因子として10歳代で1年以上無月経を経験している事とBMIが低い事が挙げられる。
適切な骨量獲得には10歳代からの低エストロゲンの予防と適切な体重が重要な因子である事が明らかになった。
また、食べ物はビタミンDを摂取しその後カルシウムを摂取する事で吸収率が上がり丈夫な骨を手に入れる事ができるだろう。
10歳代で1年以上無月経を経験しているアスリートでは、月経周期が正常なアスリートと比較して骨密度が低い傾向にあったと報告されています。
競技別にみた無月経の有無に対する骨密度の違いは?
無月経群では月経周期正常群と比較し骨密度の低下がみられる。しかし、無月経の頻度が高い競技の代表例である陸上長距離や新体操選手の骨密度を比較してみると、無月経の陸上長距離選手では全身どの部位においても骨密度の低下を認めるが、無月経の新体操選手では、腰椎の骨密度の低下がみられないケースがあります。
陸上競技に比べて、新体操はジャンプ動作の多い種目で腰椎での荷重負荷が加わる事によって、低エストロゲンによる骨密度低下が相殺されている事が考えられている。
このように、非荷重部位である橈骨の骨密度を測定すると低下しているケースがあり、競技、種目特性を踏まえた骨密度の測定部位の決定と評価が必要である。
骨粗鬆症のガイドラインによる疲労骨折の現状
疲労骨折の頻度について、海外の報告では男性1~3%に対し女性では10%~12%と女性アスリートに多くみられると考えられる事が報告されています。
日本では、男性2.5%、女性3.6%であった。
疲労骨折は、競技レベルの高い選手の特有のものだと捉えられがちである。
疲労骨折の頻度では、日本代表レベルでは14.8%、全国大会レベルで23.0%、地方レベルで20.7%、その他のレベルで17.5%となっています。
疲労骨折の好発年齢では、16歳から17歳と高校生時に多くみられている結果が明らかとなりました。
今回BMIで比較した結果BMI18.5以上のアスリートと比較してBMI18.5以下のアスリートでは疲労骨折になる頻度が高い事がわかっています。
骨粗鬆症に対する食べ物では、ビタミンDは、サケ、ウナギ、サンマ、カレイ、キクラゲ、卵などお勧めです。
ビタミンKでは、納豆、ホウレン草、ニラ、ブロッコリー、小松菜などおすすめです。
最後に、カルシウムでは、小魚や干しエビ、チンゲン菜、大豆製品がおすすめです。
ビタミンKは、オステオカルシンという骨形成に関わるたんぱく質を活性化させる働きがあります。
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全ては皆様の健康の為に。