味覚が脳に伝わるまで
皆様こんにちは。HealthyBodyパーソナルジムです。
目次
- 1 味を感じる仕組み
最初に味覚の感知には、舌が大きな役割を担う。味成分を受容する味蕾は、舌乳頭と呼ばれる舌表面の突起に多く含まれています。
舌乳頭には、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭など、様々な形がある。
他に、味蕾は軟口蓋や咽頭部などの上皮にもある。
のど越しの良いビールや水を上手いと感じるのは、喉領域の味蕾が感知する為です。
味情報は味蕾の中の味細胞で電気信号となり、味神経、延髄、橋、視床を経て、大脳皮質の味覚野に達する。
その味情報は、過去の記憶や経験と照合されて初めて、何の味かが認識される。
人が識別できる味は、甘味、塩味。酸味、苦味、うま味も5種類で、これを基本味という。
基本味は、明らかに他の基本味と違う味、普遍的な味、他の基本味を組み合わせても作り出せない味、他の基本味と異なる事が分子生物学的かつ神経生理学的に証明される味であることが条件とされる。
基本味のうち苦味は、脳が感知し始める濃度が最も低い。
苦いものは有害であるという経験を重ね、若味に敏感になるよう発達したためだ。
唐辛子などにあるカプサイシンの辛味は、口腔内の痛覚受容器が感知し、味覚には含まれない。
味蕾からの味の情報は、顔面神経(鼓索神経)舌咽神経、迷走神経(上喉頭神経)を通じて脳幹に伝えられ、視床、味覚野に送られる。
顔面神経は、舌の前部、舌咽神経は舌の後部、迷走神経は口蓋と喉にある味蕾からの情報を伝える。
各情報は基本味ごとに、延髄にある孤束核にいったん運ばれる。
孤束核からでた情報は、主に2つのルートを伝わって、同じ側の大脳半球の味覚野まで運ばれる。
第1ルートは、味覚による顔面表情(体性運動系)や、唾液、消化分泌(消火器系)、インスリン分泌(内分泌系)などに関わる反射性活動に関係するもの。第2のルートは味覚情報を上位の中枢神経に伝える。
味覚野に運ばれた情報は、大脳で統合され、味として認識される。
また、味覚情報の一部は視床を経由せず、快、不快の判断の中枢である偏桃体や、食欲の中枢である視床下部に送られ、食行動そのものを抑制する。
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