抗酸化ビタミンと骨代謝に関するビタミン

皆様こんにちは。

HealthyBodyパーソナルトレーニングジムです。

目次

  • 1 抗酸化ビタミン
  • 2 骨代謝に関わるビタミン

    最初に、体内に取り込まれた酸素は、活性酸素やフリーラジカルとなります。

    活性酸素は、細胞内の情報伝達や病原体の除去に関わったりします。

    その反応性の高さから生体に酸化ストレスを及ぼす、細胞や遺伝子が障害を受ける事で動脈硬化やガンの発症に関与していると考えられています。

    生体には、酸化ストレスに対する防御機能として、抗酸化物質や抗酸化酵素が存在します。

    ビタミンAは、動物性体内ではレチノールとして、植物中にはカロテンなどのプロビタミンAとして存在しています。

    レチノールは、視覚や生殖器能、発育においてとても重要です。

    レチノールは、視覚において重要な働きを担っているため、欠乏する事で大人では夜盲症を発症します。

    レチノールは、しわやたるみの改善する効果やコラーゲンの生成促進作用があります。

    抗酸化物質の作用は、一重項酸素やフリーラジカルの除去に関与していると言われています。

    次に、ビタミンCです。

    ビタミンCは、皮膚のコラーゲン合成に必須のビタミンです。

    また、カテコールアミンの生合成やコレステロールや脂質の代謝にも関与しています。

    多くの動植物では、生体内でビタミンCを生合成できるが、人は合成する事ができない。

    なのでビタミンCが欠乏すると、血管がもろくなり、出血がしやすくなる壊血病を引き起こしてしまいます。

    非常にまれである為、食事摂取基準では、壊血病予防ではなく、心臓血管系の疾病予防に有効な抗酸化作用を指標として設定されています。

    ビタミンcは、他の物質を還元して、酸化型ビタミンCとなる事で抗酸化作用を発揮します。

    酸化型ビタミンCは、グルタチオンによってビタミンCに変換されます。

    食物から摂取するビタミンCとサプリメントから摂取するビタミンCでは、相対生体利用率に差がなく、吸収率も非常に高いです。

    喫煙者は、非喫煙者に比べてビタミンCの必要量が高いです。

    ビタミンEは、8種類が存在していますが、そのうちαトコフェロールが最も活性が高い。

    生体内で発生した脂質ラジカルに電位を供給し、自身が酸化型ビタミンとなる事で酸化を防止します。

    脂溶性ビタミンである為、極端な脂質摂取制限を行うとビタミンE摂取不足になる可能性が考えられるため、注意が必要です。

    次に、骨代謝に関するビタミンでは、ビタミンDが生体で機能する為には、肝臓や腎臓において代謝される活性型ビタミンDに変換される必要があります。

    活性型ビタミンDは、小腸でのカルシウムの吸収を促進する作用があります。

    また、骨のリモデリングや腎尿細管でのカルシウムやリンの再吸収の促進作用もあります。

    このようにビタミンDでは、カルシウム恒常性の維持に関与している。欠乏する事で、幼児では、くる病、成人では、骨軟化症を引き起こしてしまいます。

    紫外線を浴びる事で皮膚においてビタミンDが合成されるが、皮膚での合成だけでは不十分である為、必ず食事から摂取する必要があります。

    紫外線量の少ない冬では、注意が必要です。

    ビタミンDは、骨だけではなく、筋量や筋力、筋損傷からの回復との関連も指摘されており、骨と筋の発達や維持にとって重要なビタミンである。

    次に、ビタミンKです。

    ビタミンKは、血液凝固因子の産生やオステオカルシンを活性化する事で骨形成にも関与しています。

    ビタミンKは、腸内殺菌によっても合成される為、欠乏する事はまれである。

    骨折の発症低ビタミンK摂取量の関係が報告されています。

    その事から、骨折予防の観点からも十分なビタミンK摂取が必要です。

    日本人摂取ガイドラインでのビタミンKの目安量は、成人では男では、150㎍女性では、60㎍であります。

    この値は、血液凝固能を維持するために必要なビタミンK摂取量であり、骨折予防には更なるビタミンKの摂取が必要と考えられています。

    最後までブログをみて頂き有難う御座いました。

    全ては皆様の健康の為に。