糖質制限の間違い

みなさまこんにちは!。Healthy Bodyパーソナルトレーニングジムです。

四谷三丁目でトレーニングしたい方、四ツ谷でトレーニングしたい方お待ちしております。

目次

  • 1 炭水化物とは?
  • 2 糖質制限は時代遅れ?
  • 3 正しい炭水化物の摂り方1

    炭水化物はエネルギー源としてとても大事

    昨今では、糖質制限やタンパク質ダイエットのようなダイエット法が流行していますが、解剖学や生理学の観点から本当に正しいのか?少し考えていきたいと思います。

    まず、炭水化物とは「身体を動かすためのエネルギー源になるものです。」

    特に、筋肉や脳、肺や赤血球は基本的に炭水化物から作り出されたエネルギーでしか活動することが出来ません。

    なので、極度の糖質制限をした場合、やり方を間違えると危険があるという事を覚えておいてください。

    炭水化物と身体の関係をより深く知る為にまず、炭水化物がどの様に分類されているかお話しさせて頂きます。

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  • まず、上のグラフを見て頂くとわかりやすいと思いますが、炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分かれています。ここで、一般的にイメージとして炭水化物と言えばご飯やうどん、ラーメン、パスタみたいなイメージを持つ方が大勢いらっしゃると思いますが、食物繊維も含めて炭水化物という事です。つまり、ジャガイモやサツマイモ、カボチャやトウモロコシも炭水化物ですよという事を思い出してほいいです。

    次に注目してほしい所が、「単糖類」+「二糖類(少糖類)」を合わせて『糖類』と呼びます。

    そして、先にお話しすると「食べ過ぎは身体に悪い」です。

    そんなことは誰でも知っていると思いますが、実際、現実的に見えていないもしくは実感できていない場合がとても多いです。

    例えば、飲料水のアクエリアスの原材料表記を見たことはありますか?もしくはお手元に何か甘い飲料水があれば原材料表記を見て頂きたいのですが。

    大体最初の方に「果糖ブドウ糖液糖」という表記があると思います。これは何かというと簡単に言うとめちゃくちゃ砂糖を濃縮したシロップです。飲料水に限らず甘いお菓子や料理に使う調味料にも含まれていたりします。そして炭水化物の分類でいうとこの果糖ブドウ糖液糖は単糖類に分類されます。

    つまり、皆さんは知らず知らず炭水化物の中の単糖類の食品を食べ過ぎている可能性があるという事です。

    なぜか、食事に気を付けているのに体重が落ちないなどお悩みがある方はもしかすると、このように知らず知らずの食べ過ぎあるのかもしれません。

    2 糖質制限の本質のお話

    低炭水化物制限、ローカーボダイエットとも呼ばれていますが、始まりは1972年にアメリカのお医者さんが『糖尿病患者』に対して効果があると発表したことからです。

    糖尿病とはざっくりいうと身体の中の糖分をうまく処理できなくなっている状態です。なので、糖尿病の方にたくさん炭水化物を食べさせてしまうと血液の中に糖分であふれて色々な病気にかかってしまうのです。

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  • 何が言いたいのかと言うと、この食事法はもともと「病気にかかった人の為の食事法」であるという事です。つまり、一般の健康的な方がこの食事法を実践してしまうと何らかのトラブルが出る危険性があるという事です。実際この食事法が2003年~2004年の2年間アメリカでブームとなりましたが、その後、低糖質ダイエットが寿命を4年縮める可能性があるなどの様々な研究結果からブームは去っていきました。この様に、50年以上前に発表され海外ではその危険性も討論されており、また、対象も糖尿病患者に対してという限定的な食事法を健康的な皆さんが実践するのは正直怖いなと個人的に思います。

    3 どんな食事を目指した方が良いのか?

    農林水産省の健康的な生活を送る為の理想的なエネルギー賛成栄養素のバランスは炭水化物58%、タンパク質29%、脂質13%(2005年)と言われています。

    ここから更に他の文献や公式発表を合わせて個人的に考えるのが炭水化物60%、タンパク質15%、脂質25%です。

    色々と疑問などもあると思いますが、全てをお話しすると永遠に終わらないので今回は炭水化物について少しお話しします。

    まず、炭水化物を食べていくうえでとても大切になってくるのが「複合炭水化物」を食べるという事です。

    複合炭水化物とは「糖質」+「食物繊維」が混合した食べ物です。

    例を挙げると、玄米、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、十割そば、フルーツなど等。

    お米で言うとあの玄米の茶色い部分に沢山の栄養や食物繊維が含まれています。小麦粉で言うと薄力粉より全粒粉みたいな感じですね。

    なぜ複合炭水化物なのかと言うと、血糖値の上昇が緩やかになるからです。結構、血糖値の上がり方を気にしている方はいらしゃると思いますが、その理由を知らない方は多いと思います。

    簡単に言うと、血糖値が急激に上がる事で糖質が脂肪に変わってしまいます。

    逆に言えば、血糖値が緩やかに移動する事で糖質は脂肪ではなくエネルギーに変わり、皆さんの身体を元気に強くしてくれます。

    そして血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのが食物繊維です。

    よくベジファーストという言葉を聞く事があると思いますが、あれは食物繊維を先に食べて糖質の吸収を抑えようという事なのですが、別々に分けず手っ取り早く一つのものを摂ればより効率的ですし楽です。

    なので、低糖質(全体の40%未満)に抑えるような食事法でなくても、60%(低糖質に対して高糖質と呼ぶとする)の高糖質な食事方でも太りにくく逆に痩せやすい身体づくりをする事が出来ます。

    そして、炭水化物の中で最初にもお話しした通り単糖類の摂取過剰になりやすいという事で、単糖類である砂糖(ブドウ糖)など精製された糖ではなく、はちみつやアガベーシロップ、ココナッツシュガーに変えてみたり、色々な種類の糖が混ざった炭水化物を摂取する事で太りにくく痩せやすい、健康的で元気のある身体づくりを目指す事が出来ます。

    最後までブログを見て頂き有難う御座いました。

    全ては皆様の健康の為に。

    Healthy Body