カツオと貧血
皆さんこんにちは。
HealthyBodyパーソナルジムですです。
本日は、貧血や潜在的に貧血になりやすい方の為にお勧めのカツオのお話しです。
目次
- 1 春を祝う初ガツオを食べる!
- 2 カツオを食べる時の注意点
1,カツオってどんな栄養が豊富なの?
- カツオの食べる時期は主に2種類あり、「初ガツオ」と「戻りカツオ」です。初ガツオはちょうど今がシーズンで4,5月ぐらいとい言われます。
この時期のカツオは脂身よりも赤みが多く、みずみずしくさっぱりとさわやかに食べやすいのが特徴です。逆に「戻りカツオ」は夏の間たくさん栄養をため込んで、丸々太った濃厚でこってりとした味わいが楽しめます。魚には、赤身と白身に分かれますがその中でカツオは赤身に分類されます。
赤身魚に多い栄養素の特徴として鉄分やビタミンB12が豊富です。特に、貧血と聞くと鉄分が必要!というイメージがあると思いますが、実は鉄分だけでなく他のビタミン類やタンパク質も必要になってきます。とりわけカツオ(赤身魚)に多いのがビタミンB12です。
ビタミンB12には赤血球(酸素を運ぶ細胞)を作る材料になっていてこのビタミンが不足すると変な形や大きさの赤血球が出来上がってしまい、酸素を上手く運搬できなくなってしまいます。貧血、つまり血が足りないというのはざっくり言うとこの赤血球が少なくなったりして酸素が上手に運搬できなくなった状態の事です。さらに、不飽和脂肪酸(DHA/頭が良くなると言われる脂質)が豊富に含まれていおり、身体に溜まった余分な脂肪を流し体脂肪を下げる効果など現代人に不足しがちな栄養素をカツオは多く含んでいます。2, カツオを食べる時に気を付けておきたいこと。
ただし、一つ注意点として大型魚(ほかの小さな魚介を食べる肉食魚)は生物濃縮と言って他の生き物がため込んでいた毒素をより濃縮しやすいので毎日極端に食べ過ぎるのは禁物です。
普段はアジ、イワシ、サバなどを主体に週1,2日に大型魚を食べると言った具合が丁度いいと思います。 - 合わせて、有害物の排出助ける食物繊維(不溶性食物繊維)をしっかり食べましょう。イメージとして消化しにくそう、硬そうな野菜、が多く不溶性食物繊維を多く含んでいます。貧血の他にも、カツオにはビタミンDが含まれていて骨粗鬆症の原因となるカルシウム不足を助ける効果があります。
カルシウム単品で摂るのではなく、ビタミンD をあわせて摂ってあげるとより効率的にカルシウムが吸収されるようになります。更にビタミンDには抗酸化作用があり、「抗酸化」とはつまり酸化しにくい=老化防止という事です。
他にも免疫力を高める効果があり、普段の何となくやる気が出ないとか、調子が上がらないと言った不調を整えてくれます。初ガツオは春の縁起物として江戸前で親しまれてきましたが、季節的にも温度変化など体調を崩しやすい時期でもあり、昔の人たちはこの時期にカツオを食べて季節の変わり目を元気よく乗り越えていたのかもしれませんね。温故知新。新しい事ばかりではなく先人の方々が培ってきた知識や技術には実は科学的に理にかなった理由がある、ことがよくあります。
たまにはそんな昔の「言われ」について色々と調べてみると新しい発見があるかもしれませんね。全ては皆様の健康の為に。HealthyBodyパーソナルトレーニングジム