血糖コントロールと血糖異常とは?
血糖とその異常
糖代謝異常を知る指標として血糖値が用いられます。血糖値は、食事、運動、ストレスといった種々の外乱によって変化します。
採血時の状況や食前なのか、食後何時間なのか、運動後なのかなどを判断して評価しなければなりません。
さらに、グリコアルブミン値、グリコヘモグロビン値、血漿1.5アンヒドログルシトール値などを活用すれば、対象者の採血時から過去一定期間における日常生活での血糖日内変動をある程度推察できる。
また、持続グルコースモニターの臨床応用により、実際の血糖変動に基づく治療や指導が可能となってきました。
食間、夜間の絶食時にはインスリン基礎分泌により、インスリン濃度非依存性の脳・中枢神経系や血球成分によるブドウ糖取り込み率にマッチした肝・ブドウ糖放出率が得られ、血糖値は狭い正常域に保持される。
基礎分泌インスリンでは、筋や脂肪組織でのインスリン依存性ブドウ糖取り込み率は低く抑えられます。
摂取時には、栄養素の吸収による血糖値上昇や瞬時のインスリン追加分泌亢進や門脈インスリン濃度上昇による肝・ブドウ糖放出率低下・肝臓でのブドウ糖取り込み率亢進、肝臓を通り抜けたブドウ糖による末梢血血糖値上昇、筋や脂肪組織の協調作用による。
臓器間での血中ブドウ糖コントロール機構は、極めて複雑である。
インスリンやインスリン拮抗ホルモン分泌動態、消化管からのインクレチンによる調節や神経のみならず、これらの脂質や蛋白質の流入を介しても調整されている。
肝臓では、脂肪組織からのグリセロールおよび脂肪酸の流入と、筋肉からの糖新生基質の供給により糖新生の調節を受けている。
脂肪細胞では、ブドウ糖の流入により遊離脂肪酸の再エステル化が促進される。
筋肉では、脂肪酸の流入がグルコースサイクルによりブドウ糖の取り込みを減少させている。
ホルモンや神経の直接的な調節だけではなく、間接的に代謝調節を受けています。
空腹時の血糖コントロール機構
絶食状態の初期、食物吸収が終了した直後では、肝臓のグリコーゲン循環血液中に入るブドウ糖の主要供給源である。
食後数時間以降、絶食状況が継続すると血糖値を期待する為、筋や他の組織では、エネルギー利用源としてブドウ糖に変わって脂質の酸化がはじまる。
血中への主要なブドウ糖供給源は、肝臓でのグリコーゲン分解から糖新生に置き換わります。
血糖値を抑える為には、タンパク質や野菜を先に食べて後で糖質や脂質を摂取すると急激にインスリンが上がらない為、ダイエット効果が期待できます。
野菜や蛋白質を摂取し5分がに糖質や脂質を摂取する事がお勧めです。
空腹時血糖は、70mgdl~110mgdlとされています。
食後2時間以降の血糖値は、120mg/dlを超えないのが望ましいとされています。
最後までブログを読んで頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。