夏場の汗とミネラルバランス

皆さんこんにちは。
Healthy Bodyパーソナルジムです。

夏場暑い日が続くと、どうしても不足しがちな成分のミネラル。実は、冬場も水分補給を忘れがち。
その中でも熱中症対策として、汗と一緒にミネラル分も流れてしまうので流れた汗の分だけミネラルを摂取しましょう、とありますがその中でも気を付けて摂取していかなければいけない「塩分」について少しお話しいたします。

塩分は一般的に「塩化ナトリウム」食塩の事を指していると思います。栄養学では塩分と言うとナトリウムとカリウムの事を指します。

ナトリウムとカリウムはお互いに補完関係にあり、ナトリウムを多量に摂取するとカリウムがナトリウムを排出しようとし、逆にカリウム過剰になるとナトリウムがそれを押さえようとします。
このナトリウム・カリウムのバランスがとても大切で、通常ナトリウム過剰になりやすいです。

食塩は多くの加工食品に含まれており、何気なく考えなしに食事をしていると1日の摂取基準よりも大幅にとりすぎてしまい、結果、高血圧や動脈硬化など様々な病気にかかりやすくなっています。

日本の厚生労働省の発表する基準では、
一般の人の食塩摂取量について,男性は1日7.5g未満,女性は6.5g未満とされています。
しかしながら、欧米のいくつかの国では,一般の人にも6g未満を推奨しています。また,世界保健機関(WHO)も,すべての成人の減塩目標を5gとしています。

これがどれくらいの量かというと、濃口しょうゆ小さじ1杯で約1g程度となり、カップラーメン1杯で5.5g程度となります。
ジャンクフードやカップ麺、スナック菓子が好きな方はあっという間に1日の摂取量を超えてしまいますね。

食塩の過剰摂取がなぜ悪いのか?
まず、簡単に言うと「過剰摂取」だから悪いです。
「過剰」ということは基準を逸脱している時に指す言葉で、行き過ぎている、悪い状態です。過剰、摂りすぎ、食べすぎと言っている時点で悪いです。
では、実際どのように悪いのか?まず、血がドロドロになります。

食塩を過剰摂取すると、食塩の浸透圧の作用により内内から水分を奪い取ります。体内の水分量が減り血が濃縮され血液はドロドロと粘度が高くなり血液の循環が悪くなってしまいます。
血液の流れが滞ると、小さな血の塊が出来てそれが雪だるま式にくっついていき、脳梗塞や動脈硬化へとつながっていくのです。

逆に夏場、塩分が不足してしまうとどうなるのか?
痛みを伴う筋肉のけいれん(こむら返りなど)、吐き気、疲労感、頭痛、全身倦怠、筋けいれん、意識障害、昏睡などがあります。

また、基本的に、ナトリウム不足になることは少なく、ナトリウム不足になっている時はかなり身体から水分が出てしまっている状況でもあるので、合わせて脱水の症状としてのどの渇き、尿量の減少、 体温上昇または皮膚の乾燥。 脳循環不全や全身の機能失調によるめまいや吐き気、嘔吐、全身の倦怠感、 脱力感、意識消失、 意識障害、全身のけいれんなどが起こります。

つまりこれが熱中症の症状となります。

人間は多すぎても少なすぎても身体を壊してしまう、ある意味繊細な生き物です。

普段、塩分をとりすぎている方は適度に控えつつ、夏場大量に汗をかく時期には、一度に塩分を大量に摂取する食事ではなくこまめな水分補給と共に少~しづつ適度に塩分を摂取していきましょう。

本日も最後までブログを読んで頂き有り難うございます。
全ては皆様の健康の為に。

Healthy Bodyパーソナルジム