赤血球のヘモグロビンの働き
赤血球の寿命は120日で貪食後分解される。
赤血球は、骨髄球系幹細胞から分化した未分化赤血球系前駆細胞が数回の細胞分裂で赤血球系前駆細胞となる。
その後、前赤芽球、好塩基球赤芽球、多染性赤芽球、正染性赤芽球、網状赤血球へと分化、成熟する。
成熟に伴い、細胞は小さくなる。
核も小さくなり骨髄から血中に放出される直前に、細胞外に押しだされる。
(脱核)といいます。
こうしてできるのが網状赤血球で、血中に放出後24時間~48時間以内に成熟赤血球になる。
前赤血球から多染性赤芽球までは、細胞分裂能力があり、3~4回の分裂を行うが、それ以降の細胞には、細胞分裂の能力はない。
また、細胞質でのヘモグロビンの合成量が増えると赤味が強くなる。
赤血球の寿命を終えると脾臓で貪食される?
赤血球の産生をコントロールするのは、エリスロポエチン(EPO)という造血因子だ。
腎臓から分泌される糖タンパクでCFUーEの受容体と結合し増殖を促す。
エリスロポエチンは、血中の酸素分圧が低下するとその分泌量が増える。
酸素を運搬する赤血球が足りないから、産生しないという指名なのだ。
副腎皮質ホルモンも甲状腺ホルモンも、赤血球も分化、増殖がわかっている。
成熟した赤血球は、骨髄を出て、全身を循環する。
寿命は120日です。
古くなった赤血球は、脾臓の他、肝臓や赤色骨髄で破壊されマクロファージに貪食される。
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