免疫とストレスについて
皆様こんにちは。 HealthyBodyパーソナルトレーニングジムです。
目次
- 1 免疫とストレスについて
- 2 免疫と老化について
最初に免疫には、個人差が大きく一人の個人のなかでも疲労感や睡眠、栄養疾患のど日々変化します。
例としては、日常生活の悪化や急激な変化は、生体にとって大きなストレスとなり、免疫機能の低下に繋がる。
多くの方が経験していると思いますが、心労が重なった時に風邪を引きやすくなる。
心身のストレスが免疫機能を低下させるからにほかならない。
もともとストレスとは、物理学などで使われる用語で、物体に圧力を加えた時に生じる歪みを意味するものです。
そのあと、生理学者のハンス、セリエが外からの刺激で引き起こされる生体反応にもストレス用語を使いはじめ現在に定着しました。
ストレスの原因には、身体的なもの、精神的なもの、行動によって及ばされるもの、突然の出来事によるもの
入学や結婚、昇進といった、好ましいと思われる出来事も生体にとってはストレスといわれています。
ストレスが、免疫機能に影響を及ぼす事は、100年以上前から指摘されていました。
その後、大きなストレスを抱えた際に、白血球による食作用機能が低下するや感染症にかかりやすくなったり、アレルギーや自己免疫疾患を悪化させる。
自分の意思とは関係なく働く自立神経のうち、交感神経が免疫機能と関連している事がわかっています。
ストレスによって免疫の活性化と抑制のバランスが崩れると、マクロファージなどによる食作用の低下、T細胞やB細胞の活性抑制あるいは過活性化、過剰な炎症反応、といった異常が誘発されやすくなる。長期にわたるストレスは、疾患の引き金になったり、免疫機能の低下により二次的疾患を引き起こすリスクを高めるので注意が必要です。
ストレスの種類では、精神的や生物的(感染症などの病気)社会的ストレス、物理的ストレス(騒音や光や急な湿度変化)など化学的ストレス(タバコやアルコール、大気汚染)などがある。
ストレスの伝達回路では、神経系、内分泌系、免疫系にわかれています。
内分泌系の経路は、脳下垂体由来のホルモンが副腎皮質に作用し、コルチゾールが放出されます。
神経系では、交感神経が活性化される事でアセチルコリンという神経伝達物質が副腎髄質に働きかけ、アドレナリンやノルアドレナリンを放出させます。
次に、免疫系の老化と病気について解説していきます。
生体のストレスに伴って、加齢も免疫機能を低下させる大きな原因になります。
新型コロナウイルス感染症も、高齢者の重症化率は若年層よりも高くなってきています。
高齢者には、基礎疾患をもつ人が多いという事もありますが、加齢に伴う免疫細胞の機能低下も大いに関与しているとされています。
免疫を担う全ての細胞が、骨髄中の造血幹細胞からつくりだされています。
加齢と伴い、造血幹細胞自身の増殖や分化の能力が衰えるため、免疫細胞の数や質も低下すると考えられています。
マクロファージや樹状細胞などの食細胞は高齢になっても数そのものは減らないと言われています。
病原体を飲み込んで分解する食作用や、病原体成分を提示している獲得免疫発動する作用は衰えていくとされています。
獲得免疫は、加齢による衰えが大きいです。
その理由は、加齢に伴い胸腺が著しく萎縮される点といわれています。
胸腺が萎縮すると、胸腺内で行われるT細胞の選抜や成熟機能が低下し、できてくるT細胞の質が低下する。このようなT細胞は、正常な獲得免疫を発動できないだけではなく、強い炎症反を誘発する。
胸腺の萎縮は、20代後半から始まり、その大きさは40歳で約50%70歳で10%以下になるとされています。
T細胞の機能低下は、B細胞に影響し、抗体の産生量や機能の低下も引き起こす事になる。
高齢者に、感染症にかかりやすかったり、治りにくかったり、重症化しやすいといった傾向がみられるのは、こういった理由からあります。
最後までブログをみて頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。