脂肪分解のメカニズム
皆様こんにちは。
HealthyBodyパーソナルジムです。
本日は体脂肪分解のメカニズムについてお話ししていきたいと思います。
最初に脂肪細胞の所にβ3受容体という受容体が存在していて、その受容体に脂肪を分解する為のカテコールアミンというホルモンが結合してその結果の反応として脂肪の分解が起きると言われています。
その脂肪の分解を起こすためには脂肪の所にしっかりとホルモンを届けなければなりません。
そのホルモンを届けるのが血流です。
そして脂肪細胞の中には膜の様なものが存在しておりそれを壊す必要があります。
ホルモンをしっかりと届ける為にも脂肪細胞の周りの血流が良くなくてはなりません。
では、血流は何で変わってくるか? それは自律神経です。
自律神経の中でも交感神経という刺激が血管に指令を与えて血流が変化しホルモンなどを運びやすくなって脂肪の分解を起こしやすくするといったメカニズムになります。
交感神経線維が直接脂肪細胞に付着していれば効率的に脂肪分解していきますが、そうではありません。
交感神経線維は脂肪細胞の周りの毛細血管に付着しています。
そもそも自律神経は血管に付着していて、血管の収縮をコントロールしています。
脂肪分解に関しては先程のホルモンの分泌を促したり、交感神経の働きを高めるという事を考えなければいけません。
交感神経の働きを高める事として筋トレなども有効になってくるでしょう。
ただし絶対必須ではありません。
脂肪が分解されると遊離脂肪酸という形で血液中にたくさん出てきます。
遊離脂肪酸が血液中に増えすぎるのも身体にとって問題になってきます。
遊離脂肪酸が増えすぎると炎症を起こしやすくなります。
炎症が起きやすくなってくるとインスリン抵抗性が高まりやすくなります。
そうなると血糖値が高い状態が保たれます。
その高い血糖値を下げようとさらにインスリンが過度に分泌されます。
その結果、今度は急激に血糖値が下がる現象が起きてきます。
これがいわゆる低血糖状態ですね。
低血糖状態になるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。
これは、脂肪の分解を抑制する働きがあります。
そして脂肪の分解が起きにくい身体の状態になります。
そうなると脂肪の合成が促されやすくなってきます。
本日は脂肪分解のメカニズムについて解説させて頂きました。
脂肪の分解は良い反応ですが、急激に分解してしまうと身体にとってマイナスに働いてしまうので無理なダイエットは禁物です。
脂肪は中長期的に落としていくものと考えましょう。
最後までブログをみて頂き有難う御座いました。