白血球の働き

皆様おはようございます。

HealthyBodyパーソナルトレーニングジムです。

目次

  • 1 マクロファージと好中球について
  • 2 サイトカインの作用について

    初めに、病原体が細菌の場合に活性化したマクロファージは援軍として好中球を呼び出します。

    白血球は、好中球が60%しめており、続いて好酸球、好塩基球、単球、リンパ球、マクロファージに分かれています。

    約3600個~9200個の白血球が存在しています。好中球は、細菌の貪食細胞の小型で直径14㎍が存在しています。

    健康な人の血液には、常に約500億もの好中球が存在しているが、寿命は2日以下と短命で骨髄において産生→成熟→血液への供給といったサイクルが回り続けています。

    活性化し、感染部位に移動したマクロファージは、好中球を呼び寄せる為の特殊な物質ケモカインを分泌させます。

    ケモカインは、血管を透過すると内壁に付着し、血管を転がるようにして移動している好中球を捉えます。

    好中球は、血管壁の細胞の血管内皮細胞どうしの結合状態を変化させて自ら漏出させて外に移動します。

    そのあとケモカインの濃度の高い方へ遊走し、感染部位に到達します。

    感染部位に集まった大量の好中球はマクロファージと同じような仕組みで病原体を認識し、貪食していきます。

    その貪食パワーは、好中球の方がマクロファージより強く、飲み込んだ病原体を分解酵素や抗菌物質によって破壊していきます。

    長命のマクロファージと異なり、遺伝子レベルで細胞死がプログラムされている為早々に死んでいきます。

    死んだ好中球は、膿となってマクロファージに処理される。

    傷口から体外に出るなどして排除される。

    細菌感染以外でも、運動やストレス、急性の炎症、特定の病気(慢性骨髄性白血病など)薬の副作用などでも好中球は増えます。

    急性白血病や、肝硬変、一部の膠原病などでは、好中球が減るようになる。

    健康診断での白血球の数値が必要なのは、感染や炎症、白血病などを調べる時に重要な要素になります。

    次に、炎症性サイトカインの作用は、レセプターを介して病原体を検知したマクロファージや樹状細胞、感染部位に集まった好中球などは、様々なサイトカインを分泌して情報のやり取りや病原体と戦うための協力体制を整えます。

    サイトカインの中には、炎症を引き起こす炎症性サイトカインがあります。

    感染部位には、免疫細胞と共に漏れでてきた体液や血漿成分が貯留し、腫れや痛みを引き起こします。

    炎症性サイトカインはが脳に作用すれば発熱や倦怠感などが起こります。

    炎症性サイトカインの例と働きは、まず、インターロイキン1があります。

    インターロイキン1は、血管内皮に作用し、物質の透過性を高めます。

    また、リンパ球、単球などの増殖と活性化を担います。

    全身に作用して、発熱を引き起こします。

    インターロイキン6の産生を促すといった作用があります。

    インターロイキン6は、肝臓で作用し特殊タンパク質の産生を促します。

    リンパ球の活性化やB細胞の抗体産生促進、T細胞の成熟、脳に作用した発熱を引き起こす作用もあります。

    次に、腫瘍壊死因子αです。

    血管内皮細胞に作用し、細胞接着物質の産生や血管透過性の増大、細胞死の誘導などを担う。脳に作用し発熱やショック状態お引き起こす作用もあります。

    サイトカインの中には、炎症を抑制するもの(抗炎症性サイトカイン)感染組織の治癒にはたらくもの、細胞の増殖や分化を促すものもあります。

    最後までブログを見て頂き有難う御座いました。

    全ては皆様の健康の為に。