脳と発達について
皆様こんにちは。Healthy Bodyパーソナルトレーニングジムです。
目次
- 1 自閉症について
- 2 ADHD(注意欠陥、多動性障害)について
最初に脳の発達は、生命維持に必要な部分から始まります。受精後4週間には脊髄で神経細胞の分化が始まり、心臓の鼓動がおこります。
7週間になると脊髄の神経細胞が全て完成します。8週目頃から知覚や思考を司る大脳が急激に大きくなります。他の部位にかぶさるように成長していきます。
大脳の神経細胞は、17週で産生されます。
神経細胞は、これ以降生涯を通じて減っていきます。
20週には、脳の基本構造がほぼ完成し神経細胞のネットワークが整っていきます。
26週には、大脳表面に中心溝や頭頂後頭溝などが出来初めて37週目になっていつ生まれても良い状態になります。
ヒトの脳の重さは、生まれた時点で成人の30%前後にあたり400グラムあります。
1年後に800グラムと言われ、4歳~5歳で成人の80%程度になると言われています。
自閉症とは?発達障害の一種で、字の通り自ら心を閉ざす病気と思われる事があります。
先天的な脳の機能障害の発達障害といわれています。
1940年代前半の児童精神科医のカナーとオーストリアの小児科医アスペルガーによって証明されています。
主にコミュニケーションの障害を中心に見られてしまいます。
自閉症は、自閉症スペクトラム障害という考え方から生まれました。
1つ目は、対人相互作用
2つ目は、コミュニケーション
3つ目は、想像的活動
この3つが障害を伴う特徴です。
症状が軽度なのが、知的発達や言語能力にほとんど障害がない方たちをアスペルガー症候群といいます。
自閉症もアスペルガー症候群も、広汎性発達障害という枠組みでくくられています。
両者の違いは、どのような症状がどれくらい現れるかという量的な差といわれています。
心の理論では、相手と同じ目を向ける共同注視ができないや、ごっこ遊びをしないなどの行動特徴があります。
共同注視やごっこ遊びは、相手の心と自分の心が異なる働きをしている。
心の理論が発達段階で障害された状態ではないかと考えられている。
次に、ADHDについて解説していきます。
自分の行動を状況に合わせて制御できない障害です。何らかの生物学的要因によって生じると考えられています。
具体的には、明らかになっていません。
⓵不注意、多動性、衝動性に該当する状態が6カ月以上続く事。
②それらが7歳前後まで続く事。
③日常生活に支障をきたしたり、学校や家庭などで不適応を起こしたりする事。
④知的障害や自閉症ではないという状態を満たした場合。
ADHDは、遺伝的な要因があり、神経伝達物質のドーパミンや前頭連合野の機能変調が関与していると考えられています。
動物の実験で、前頭連合野内のドーパミン量の変化が様々な認知機能障害を生じさせることがわかっています。
ADHDでは、メチルフェニデート塩酸塩の経口投与が有効とされています。
この成分には、神経細胞間のシナプス間隙へ放出されるドーパミン量を増加したりドーパミントランスポーターによる再吸収を阻害したりする作用があります。
最適な摂取量があるために、必要以上に摂取すると効果が弱まります。
純粋な自閉症よりもADHDや言語障害と合併している例が多くみられています。
関連の障害が多い事は、広範な領域が関わっていることがいえます。
最後までブログを見て頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。