ロコモとフレイルについて

ロコモの評価と有病率

ロコモとは、運動器の障害によって移動機能が低下し、要介護や寝たきりになるリスクの高い状態と定義されています。

運動器症候群と称されます。

サルコペニアもロコモの概念に含まれます。

ロコモの評価表として立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の3つから構成されています。

ロコモ度1は、移動機能の低下が始まっている段階であり、ロコモ度2は移動機能の低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている段階

ロコモ3度は、移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている段階と判断します。

有病率を推定し、その結果40歳以上において約4590万人がロコモ1度に、そして約約1380万人がロコモ2度にそれぞれ該当する事が示されている。

40歳以上の4人に1人は、移動機能の低下が進行している状態であると考えられる。

 

 

フレイルの評価と有病率

老年医学の分野では、加齢に伴う様々な機能変化や生理的な予備能力の低下によって、健康障害を招きやすい。

という状態をフレイルと言います。

多くの高齢者は、健常な状態からフレイルを経て、身体機能障害(要支援、要介護状態)に進むと考えられます。

フレイルに関連する疾患は病態として、サルコペニアやロコモが挙げられる。

フレイルの評価方法としては、世界中で様々な方法が報告されている。

統一して基準は決められていません。

フレイルは、5つの徴候があります。

➀体重減少➁筋力低下➂疲労感④歩行速度低下⑤身体活動低下のうちの3つ以上該当する場合は、フレイルといいます。

1つから2つに該当する場合は、プレフレイルと言います。

該当しない場合は、ロバストといわれています。

ロバストとは、健常と分類評価されています。

サルコペニアの評価方法として採用されているのは、握力と歩行速度が含まれています。

体重減少の要因として筋肉量減少が考えられています。

フレイルには、身体的要素、精神、心理的要因、社会的要因などが内包されるが、そのうち身体的要因についてはサルコペニアがその中心的な要素と考えられています。

その為に、フレイル予防を目的とする介入方法としては、筋肉量の維持と体力、身体機能の低下を防ぐサルコペニア予防を介入方法が有効です。

ただ単に筋肉をつける意図だけではなく、フレイルやサルコペニア予防として筋力トレーニングを行って頂きたいです。

最後までブログを読んで頂き有難う御座いました。

全ては皆さまの健康の為に。