高齢者の体力や筋肉

加齢に伴う行動体力の変化

筋、骨格、呼吸循環といった身体の諸機能は、10代後半から20代でピークを迎え、30歳頃から低下していきます。

高齢に伴う低下率は体力要素によって異なりますが、最も著名な低下が認められるのは、閉眼片脚立ちです。

20歳時の値と比較して40歳で50%、70歳では20%まで低下します。

筋力の代表値である握力は低下率がもっとも少なく、70歳でも20歳時の70%以上の筋力を保っています。

その他、全身持久力、瞬発性パワーは10年間に約10%づつ低下します。

各体力要素の低下率は高齢に伴い個人差が大きくなり、性差も認められています。

 

高齢に伴う骨格筋の変化

高齢化に伴う骨格筋量の変化は全身で認められるものの、部位の差がある。

20代の筋肉量が100%として、80歳で上腕三頭筋は60%、70歳で70%までになっています。

大腿四頭筋では、80歳で58%、70歳で72%にまでなっています。

腹直筋は、最も低下がみられます。80歳で62%、70歳で66%になります。

 

高齢に伴う筋力の変化

筋力における加齢性変化は、骨格筋量の加齢性変化をおおよそ反映した形で現れます。

20歳代から30歳で筋力のピークを迎えたあと、加齢に伴い徐々に低下していきます。

上半身や下半身で低下率は異なってきます。

20歳が100%とすると、60歳では、大腿二頭筋で95%、大腿四頭筋で75%になります。

脚筋力および上体おこしは、60%まで低下するのに対し握力は80%に留まっています。

高齢化に伴い脚や体幹部の筋力の低下が著しく低下する事が示唆されます。

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