良い汗を流す大切さ
皆さんこんにちは。
Healthy Bodyパーソナルジムです。
汗をしっかりかくことで体温調節を行っている為、うまく汗をかけない方は熱中症や熱射病に陥りやすくなっています。汗をかくメカニズムを知りしっかり汗をかける身体づくりをしていきましょう。
なぜ汗をかくのか？
汗の最も重要な役割は体温の調節機能です。気温の上昇や運動、カゼの発熱などで体温が高くなった時に発汗は起こります。汗の水分が皮膚の上で蒸発するときに熱が奪われ(気化熱)、それによって体温を３６．５℃前後に保つことが出来るのです。いわば汗は皮膚の表面での"打ち水"として機能しています。
恒温動物である人間は体温を常に一定にして置かないと、すべての身体機能は正常に働きません。もし上手に汗をかくことが出来なければ、熱が身体に籠もってしまい人間は死んでしまいます。このように汗は私たちの生命維持に極めて重要な働きをしているので、特にこれから暑くなるにつれて上手に汗をかいて身体を冷やす機能を維持しなければなりません。
よく「筋肉は使わなければ衰える」と言いますが、発汗という生理反応でも同じことが言えます。
つまり適度に汗を流すことを心掛けることが大切です。いつもエアコンに頼り切り快適な室内でずっと過ごしたり、運動も全くしない、という生活環境では自律神経にも狂いが生じ、めったに使われなくなった汗腺が機能不全を起こしてしまいます。体温の上昇とともに自然に汗をかく生活をすることが悪い汗を防ぐ手立てとなるのです。
汗が上手にかけない方のセルフチェック
十分水分補給はできていますか？
まず、汗が出てこない原因として体内の水分量が不足している。
普段からあまり水分を取らない方は慢性的に体内が水分不足になっています。更にコーヒーや紅茶など常に飲んでいる方はカフェインの利尿作用により身体から水分が不足しがちです。
のどが渇き始めたら、脱水症状の始まり一歩手前なので喉が渇き切る前にこまめに水分補給をすること。そして、カフェインなど利尿効果のあるものはほどほどにしておきましょう。
不規則な生活で自律神経の乱れ
発汗は自律神経によってコントロールされています。自律神経が上手に機能していなければ汗をかく機能も滞ってしまいます。
自律神経を乱れさせる要因は、冷房の効いた室内に長時間いる➡急に熱い室外へ出る。夜更かし、睡眠不足、栄養不足、ストレスなどなど多岐にわたります。
特に夏場は暑さで冷房の効いた部屋にこもりがち、もしくは職場がどうしても冷房が強く効きすぎてしまっている。など、自分でコントロールできない場合もあります。
対策として、環境が変えられなければ自分の身の回りを変える必要があります。もし、冷房が効きすぎているのであればカーディガンを一枚羽織ったり、夏用の腹巻を身に着けお腹を冷やさないようにするなど出来る工夫はたくさんあります。
また、運動不足も自律神経の乱れにつながります。運動は自律神経をリセットする良い方法です。
自律神経は交感神経と副交感神経が波のように交互に入れ替わりオンオフを行っています。ずっと同じ環境にいるとこの自律神経のオンオフがなくなり、ずっと交感神経、ずっと副交感神経のような形でオンオフの波がなくなってきます。この状態こそが自律神経が乱れている状態(オンオフがうまく切り替わっていない状態)です。
運動を行うと高いレベルで交感神経が刺激されます。身体は常に一定の状態を保とうとするため、急激に交感神経優位になると運動後一気に副交感神経優位になります。運動後すごく眠くなるのはコレレが理由です。
悪い意味で一定のリズムになってしまった自律神経に運動という刺激を与えることで自律神経のリズムをリセットし本来の正しいリズムへと導いてくれるのです。
更に、運動を行うことでしばらくぶり使われていなかった汗腺が刺激され徐々に開きやすくなりちゃんと汗をかけるようになります。冒頭にも述べたように、定期的に汗をかかなければ汗腺が閉じてうまく開かなくなります。トレーニングと同じく汗腺を刺激して正常に機能できる状態を維持していきましょう。
汗をかけない無汗症の方が一定数います
無汗症とは、そのまま発汗のコントロールが上手にできない方です。これは、先天的なものと、後天的なものの2種類がありますが以下の項目に該当する方はもしかすると一度病院で診断を受けてみてもいいかもしれません。後天的な場合10～30代の男性に多く発症しているようです。
✅ほてり感、顔面紅潮
✅体温上昇
✅頭痛
✅めまい、吐き気
✅発熱
✅動悸（どうき）
✅脱力など
汗をかかないことが羨ましいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、汗をかけないことは熱中症や熱射病のリスクが上がったり免疫機能が低下足したりデメリットも多くあります。
「ちゃんと発汗できる」状態は健康な証拠であり、美容や免疫力の点からも大切です。一番最初にできる事はしっかり水分補給を怠らないようこまめに水分摂取していきましょう。
本日も最後までブログを読んで頂き有り難うございます。
Healthy Bodyパーソナルジム