肩こりは実は肩こりではない!?
皆さんこんにちは。
Healthy Bodyパーソナルジムです。
本日は「肩こり」についてお話ししていきます。
どこからどこまでが「肩」かご存じですか?
普段、肩こりが辛い、背中が痛い、など何気なく話していると思いますが、厳密にいうと皆さんがイメージする肩や背中はズレている可能性があります。
どこからどこまでが首なのか?
首の範囲は上下では、後頭部(盆の窪・頭の付け根)から↓~頸椎7番より↑の間です。横の範囲は右肩の先端(肩峰)~左肩の先端(肩峰)までの範囲です。
つまり、皆さんが、肩、肩と指しているところは実は肩ではなく首です。
なので、本当は「肩こり」ではなく「首コリ」と呼ぶのが解剖学的には正しい呼び方ですね。
肩とはいったいどこなのか?
簡単に言うと三角筋という筋肉がついているところが正式な「肩」です。
三角筋という筋肉は筋持久力に優れ、相当使わない限り硬くなることはあってもコリを感じることはほぼほぼないです。実際この部分が凝ってしょうがない!と訴える方を私は今のところ見たことがありません。
そして、ここで肩こりとは実は首コリということが分かったことで、このコリをとるためにはどこをどうほぐしたり、鍛えたりする必要があるのかが見えてきます。
首に付着する筋肉で肩こり筋と呼ばれる3つの筋肉
筋肉はその性質上、必ず1つ以上関節を超えて付着しています。概ね、普段感じているコリの部分は筋肉の真ん中あたりで、よく使っているから辛さを感じています。
しかしながら、その両端部分は疲れを感じる神経が少ないためコリを感じにくいです。
結果、あまりほぐされることはなく固まってしまい、筋肉全体の動きを制限し更に筋肉全体が硬くなっていき慢性的な肩こりとなってしまっています。
コリの原因となっている筋肉の付着部分までしっかりほぐし、動かしてあげることで肩こりの改善につながります。
1.僧帽筋
肩こり筋と言えば「僧帽筋」!と呼ばれるほど有名な筋肉です。そして、もっぱら僧帽筋の凝りやすい筋肉の真ん中をしっかりほぐすことに注目しがちですが、それではまたすぐに硬くなってしまいます。
抑えるべきは僧帽筋の始まりの部分です。
僧帽筋は面積の広い筋肉で上・中・下の3つにわけることができます。特に肩こりの辛さに関係しているのは「上」の部分です。
僧帽筋上部の筋肉は後頭部(外後頭部隆起の内側1/3)から始まります。つまり、頭の付け根から肩こり筋が始まっているということです。
肩が凝っているから首の付け根を揉むのはよくあることですが、中々、後頭部を揉もう!とはならないと思います。しかし、実際首の付け根を揉むよりはるかに後頭部を揉んだ方がすっきりする可能性が十分にあります。
2.肩甲挙筋
肩甲挙筋という筋肉は頸椎の1~4番の横突起と呼ばれる横に出っ張った骨に付着して肩甲骨の上角に付着します。これもやはり、首の上半分から肩甲骨へ普段コリを感じているところをまたいでくっついています。そして僧帽筋と同じように頭の付け根に近い側の筋肉が固まってしまい、肩こりを感じているケースが多々あるため頭の付け根付近をほぐすことが大切になります。
3.胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋という筋肉も上二つのように後頭部から始まる筋肉です。
厳密には耳の後ろの出っ張った骨から始まっていますが、上記したように結局は後頭部周辺をしっかりほぐすことで辛さがかなり軽減してくる筋肉です。
更に、この筋肉はストレートネックにも関係しており、後頭部に近い部分が硬くなると顎が前に突き出し姿勢不良&首への負担でより肩こりを助長してしまいます。
慢性的にな辛さや痛みの原因は往々にして、辛い所から離れた場所に根本的な原因があることが多いです。
1つの筋肉から見てもその中心か、その端か、ちょっとポイントを変えるだけで今までよりも劇的に改善する可能性があります。「今まで、色々試してみたけれど結局改善できなかった。」というのは、もしかすると、試していたアプローチが同じポイントばかりで根本的な場所をピンポイントで捉えていなかったのかもしれません。
視野を広げ、変えるべきはその手法なのか?抑えるべきポイントなのか?
Healthy Bodyパーソナルジムでは、主観、客観からしっかりとヒアリングを踏まえたうえで多角的視点からあなたのお悩みを根本から改善するためのアプローチをご提案しています。
慢性的に肩こりや腰痛など中々改善できなかった、という方は是非一度Healthy Bodyパーソナルジムへご相談ください。
本日も最後までブログを読んで頂き有り難うございます。
Healthy Bodyパーソナルジム