変形性股関節症を早めに予防する
皆さんこんにちは
Healthy Bodyパーソナルジムです。
本日は股関節の痛みの中でも最近増えてきている、変形性股関節症についてお話ししていきます。
変形性股関節症とは?
変形性股関節症の主な症状は、股関節(脚の付け根)の痛みと機能の障害です。
痛みや股関節の動く範囲(可動域)制限が生じるために、日常生活動作が障害されます。 また、長い時間立ったり歩いたりすることが困難になり、関節症が進行すると運動しない場合でも常に痛むようになり、夜間の痛みも生じます。最悪の場合は、人工関節手術というケースもあります。
変形性股関節症の為、人工関節を入れることになると、入院期間中に筋肉を動かす機会が減り、筋肉が弱ったり股関節の深層の筋肉が硬くなってしまいます。
そうなってしまうと、頑張って動かそうとしても動かなかったり、痛みが出て動かすことを諦めてしまいます。
筋肉は使わなければ衰え、硬くなり更に可動域が小さくなってしまいます。
変形性股関節症の最大の予防は日頃から少しづつ股関節を動かし鍛えていくことです。
しかし、既になりかけている方もまだ手遅れではありません。もしご自身でも気づいていなければこれからお話しする方法でチェックしてもらって気になる場合はすぐに整形外科で確認してみてください。
何もなければ幸いですし、もし変形性股関節症と診断されたとしても、早い段階で知っていれば出来る事の選択肢は大きく広がります。
変形性股関節症をチェックする簡単な方法
スカルパ三角を探る
スカルパ三角の下にちょうど股関節が存在しており、股関節がズレたり変形が伴ってくるとスカルパ三角を上から押さえると痛みが出ます。
スカルパ三角とは、鼠径靱帯(そけいじんたい)、縫工筋(ほうこうきん)、長内転筋(ちょうないてんきん)の3つの線で囲んだ内側の部分です。
臨床的には、大体動脈を探る時の指標になるほか、変形性股関節症、大腿骨頸部骨折の際にスカルパ三角を押すと痛みが出るなど、股関節に何かしら問題がある時にお医者さんが触るポイントになります。
探り方はとても簡単で、膝を軽く曲げあぐらになり、脚の付け根近くの内ももをゆっくり手のひらで押さえます。
徐々に体重をかけていくと、ドクドクと血が流れる感じがあると思います。その感じがあればそこがスカルパ三角です。高齢者の方や運動不足の方(特に女性)は血流の流れが悪くドクドク感を感じにくいかもしれません。
分からなければ内ももを全体的に押さえてみれば間違いないです。大切なことは、スカルパ三角を探すことではなく変形性股関節症がないか?痛みが出てないか?ということです。
近年、人工関節を入れている方がどんどん増えていますが、人工関節はあくまで最終手段として出来る限りそのままご自身の関節であるべきです。なぜなら人工関節を入れると定期的なメンテナンスや交換など時間とお金を余計に使いますし、本来の可動域よりも関節を動かすことが出来なくなってしまいます。
動かせない→動かない→徐々に全身の筋肉も衰える➡寝たきりになる
のような構図が出来上がってしまい、人生を楽しむことが出来なくなってしまいます。
もし、痛みを感じる方は病院でまずは診断してもらい、まだ軽症の方は是非しっかりと運動&メンテナンスで根本を今のうちに改善していきましょう。
本日も最後までブログを読んで頂き有り難うございます。
全ては皆様の健康の為に。
Healthy Bodyパーソナルジム