下肢の外傷について
皆様こんにちは。HealthyBodyパーソナルトレーニングジムです。
目次
- 1 股関節の痛みについて
- 2 骨盤の裂離骨折について
- 3 膝関節のスポーツ外傷
初めに明らかな品質的疾患、損傷がなく、運動時に鼠径部周辺に様々な痛みを生じるものがグロインペイン症候群といいます。
サッカー選手に多く、股関節の可動域改善や、股関節周囲、体幹筋力強化などのリハビリテーションが行われる。
また、股関節の軽度な骨変形により、寛骨臼と大腿骨の間で衝突(インピンジメント)をきたす事で鼠径部痛を生じるものはFAIと呼ばれています。
Pincer 変形や(寛骨臼側)やCam変形(大腿骨側)などの画像検査が重要である。
股関節の広い可動域を必要とする新体操やクラシックバレエ等でも発生頻度が高い。
リハビリテーションで改善がない場合、関節鏡による手術治療が選択される。
2 骨盤の裂離骨折は、骨盤には下肢の筋肉の起始部が多く存在し、上前腸骨棘には、縫工筋、下前腸骨棘には大腿直筋、坐骨結節にはハムストリングスの起始部がある。
骨が未成熟な成長期に過剰な負荷が加わり裂離骨折を生じる。
キック動作や跳躍時、疾走中に突然痛みが生じる場合がある。
治療の基本は保存療法であり、リハビリテーションを行いながら、骨癒合の状況をみて競技復帰させる。
3 最初に、前十字靭帯損傷は、脛骨の前方安定性および回旋安定性に寄与しており、バスケットボールやサッカー、バレーボール、バドミントンなど切り返し動作やジャンプ動作で非接触性で損傷する事が多い。
受傷直後は、痛みのためプレー続行が困難となる。
また、損傷靭帯からの出血により膝関節は腫れる。
一度損傷すると自然治癒は期待できず、膝崩れを起こす事で半月板や軟骨の状態は悪化する為、切り返しやジャンプ動作があるスポーツを継続すると手術する事が勧められる事が多いです。
手術は、ハムストリングスの腱や骨付きの膝蓋腱を用いた再建術が行われます。
術後3カ月からジョギングを開始し、術後8カ月から1年での競技復帰を目指します。
筋力トレーニングやアジリティトレーニングなどのアスレティックリハビリテーションが重要となる。
次に、後十字靭帯損傷と内側側副靭帯損傷で後十字靭帯損傷は、転倒して膝を地面でぶつけるなど、脛骨前面から直接衝撃が加わった際に受傷する事が多い。
後十字靭帯単独損傷では、通常保存療法が選択される事が多い。
リハビリテーションとして、可動域の改善、大腿四頭筋の強化などが重要となります。
保存療法で不安定感が残存する場合や複合靭帯損傷の場合には再建術が行われる事が多いです。
内側側副靭帯は膝関節の内側に位置し、浅層、深層、後傾斜走繊維からなる幅の広い靭帯です。
膝関節に外反の力が加わる事で損傷します。
保存療法が第1選択ですが、不安定性が大きな場合は、修復術あるいは再建術が行われます。
次に、半月板損傷についてご案内します。
半月板は、膝関節の荷重分散や安定性などに寄与する繊維軟骨であり、膝の内側と外側に存在します。
一度の外力で損傷する場合と、加齢による変性を伴い損傷する場合があります。
形態が先天的に外側円板半月の場合、損傷しやすい。前十字靭帯損傷に合併して損傷する事も多いです。
膝の痛み、腫れ、引っ掛かり、ロッキングなどがあり、半月板損傷は変形性膝関節症を引き起こす危険因子となる。
通常保存療法で改善する事もあるが、症状に改善がない場合は、関節鏡視下に半月板部分切除あるいは縫合術が行われる。
半月板切除を行った場合、切除量にもよるが、将来的に変形性膝関節症が生じるリスクは上昇する。
縫合した場合、縫合部の癒合に時間を要する。
競技への復帰は、動作の改善の痛みを目的として段階的に行うと良いでしょう。
最後までブログをみて頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。