ホルモンの働きについて
皆様こんにちは。HealthyBodyパーソナルジムです。
目次
- 1 ホルモンの働き
- 2 過剰症と欠乏症について
最初に、脳の視床の下にある視床下部にある下垂体について説明していきます。
脳下垂体には、下垂体前葉ホルモン、中葉ホルモン、後葉ホルモンがあります。
下垂体前葉のホルモンは、GH(成長ホルモン)があります。筋肉や骨をつくる為には、成長ホルモンは重要です。
睡眠の質によって筋肉や骨がつくられなかったりしてきます。
この成長ホルモンが分泌されないと人間は背が伸びなかったり、筋肉が全然つくられなくなっていきます。
次に、甲状腺刺激ホルモンです。チロキシン(T3)の分泌を促進させます。
甲状腺は、基礎代謝を調節している場所です。
次に、副腎皮質刺激ホルモンです。副腎皮質は、グルココルチコイドの分泌促進の作用があります。
グルココルチコイドの作用は、中枢神経に対しては成長ホルモンの分泌抑制や肝臓に対してインスリン様成長因子発現抑制をもたらしたりする。
次に卵胞刺激ホルモンは、卵巣や精巣でつくられ卵巣や精巣の成熟促進に関わっています。
次に、プロラクチンです。乳腺や黄体でつくられ乳腺の分泌促進や成熟促進の作用があり、下垂体の所に腫瘍ができるなどした時は、プロラクチノーマといって乳汁分泌が多量にでてしまい、乳汁漏出がみられてしまいます。
指定難病74に登録されており、下垂体性PRL分泌亢進症といわれています。
下垂体中葉から分泌されるのは、メラニン色素の分泌及び促進などです。
主に黒褐色の真性メラニンをユーメラニンと赤っぽい色をしたフェオメラニンがあります。
日本人と外国人では、この色素に違いがあったりします。
次に下垂体後葉では、子宮収縮ホルモンにより子宮筋の収縮や乳汁放出の促進などがあります。
抗利尿ホルモンで血管収縮や腎臓での水分再吸収の促進などしています。
バソプレッシンは、尿量を少なくする作用を有するホルモンで、血液中のバソプレッシンが少なくなると尿量が増加し、バソプレッシンが増加すると尿量が減少する働きがあります。
次に,甲状腺では主には全身に作用しますが、主な作用は、物質代謝の促進があります。
次に、副甲状腺ではパラトルモンで主に骨や腎臓で働き、骨中のCa排出抑制をします。
副腎髄質と副腎皮質では、髄質でアドレナリンで交感神経の刺激やグリコーゲンの糖化などの作用があります。
副腎皮質では、グルココルチコイドやミネラルコルチコイドがあります。
作用は、肝臓での糖新生の促進や腎臓でのNa再吸収及びK排出促進があります。
生殖腺では、精巣でテストステロンで雄の二次性徴発現や蛋白質同化促進があります。
卵巣では、エストラジオールで雌の二次性微発現やプロゲステロンでは、卵の着床や妊娠維持をしています。
最後に、すい臓のランゲルハンス島ではB細胞でインシュリンがでて糖消費の促進やA細胞ではグルカゴンが分泌しグリコーゲンの糖化をしています。
D細胞のソマトスタチンは、ガストリンやセクレチン、インスリン、グルカゴンの分泌を抑制しています。
ガストリンは、胃の幽門部前庭部に存在するホルモンで、セクレチンは、小腸粘膜で合成され膵液の分泌を促します。
ホルモンは他にも色々ありますが、代表的なものを上げました。
2 過剰症や欠乏症では、成長ホルモンの欠乏症では、小人症で過剰症の場合、巨人症や末端肥大症などがあります。
下垂体後葉から出ている、バソプレッシンでは、欠乏すると尿崩症になります。
甲状腺での過剰症では、バセド病になります。眼球が突出したり、体力がなくなりやすいです。
体重計に乗っても痩せている状態になります。
逆に欠乏してしまうと、クレチン症や橋本病になります。
特徴的なものは、嗄声や髪の毛がパサパサになったり、粘液水腫といって目が粘っこくなります。
副甲状腺のパラトルモンの欠乏症では、テタニーが起きます。
テタニーは、血液中のカルシウム濃度が低下し、末梢神経の興奮性が高まり、筋肉の持続的な硬直をきたします。
低カルシウム血症や低マグネシウム血症などがおきます。
主にトルソー徴候やクボスティック徴候がみられます。
トルソー徴候は、上腕をしめた時に手首が曲がり、指が伸びる状態です。
クボスティック徴候は、顔面神経を軽く叩いた時に上唇や、鼻、顔の片側に収縮がみられます。
副腎髄質のアドレナリンが欠乏すると、血糖量の低下がみられます。
副腎皮質の欠乏症では、アジソン病がみられます。
指定難病83で、原発性の慢性副腎不全と言われています。
アジソン病は、後天性だと言われています。
最後に、インスリンの欠乏症では、糖尿病になります。
糖尿病は、空腹時血糖で通常では70~110mg/dlと言われています。
1 空腹時126mg/dl以上
2 随時200mg/dl以上
3 ブドウ糖負荷試験200mg/dl以上
4 ヘモグロビンA 1 c 6・5以上の4項目中2項目あたるとドクターに糖尿病と言われるかもしれません。
最後までブログを見て頂き有難う御座いました。
全ては皆様の健康の為に。