甲状腺の症状とバセド病と橋本病について

バセド病では、甲状腺機能が著しく亢進している?

血中の甲状腺ホルモンが増加し、代謝亢進症状のある状態を甲状腺機能亢進症といいます。

このうち、甲状腺機能が亢進しており、抗TSHレセプターの抗体測定でTRAb(TSAb)が陽性の場合は、バセド病といわれています。

甲状腺機能亢進症の70%を占めています。

内分泌疾患の代表的なものが甲状腺機能亢進するバセド病です。

パーソナルトレーナーは、通常の単純性肥満と症候性肥満をみわけられなければなりません。

これがわからなければ、真摯にお客様に向き合う事は困難でしょう。

通常、血中甲状腺ホルモンは、甲状腺刺激ホルモン(TSH)がTSH受容体を刺激する事で産生され、その産生量はフィードバック機構によって調整されます。

男女比では、1対3~7で女性に多いのが特徴的です。

遺伝的要因では、ウイルス感染などの環境要因が加わって発症すると考えられています。

 

 

甲状腺症状の鑑別が容易でも早期発見は難しいかも?

甲状腺腫(甲状腺が腫れる)や頻脈、眼球突出が現れたらバセド病の可能性があります。

血中甲状腺ホルモンやTSHの量、TRAbの有無を調べる必要性があります。

典型的な症状が認められない場合は、放射性ヨードの甲状腺摂取率を調べる。

アイソトープ検査を合わせて行うとよいでしょう。

薬物療法では、抗甲状腺薬を用いると良いでしょう。

4つの症状があります。

1つ目は、中枢神経症状でせん妄や精神異常や、傾眠などがあります。

2つ目は、発熱が38度以上です

3つ目は、頻脈で1分間に130回以上うちます。

4つ目は、心不全症状で心原生ショックや肺水腫などです。

5つ目は、消火器症状です。

嘔吐や下痢など、多臓器が機能不全に陥る事がある事を甲状腺クリーゼといいます。

致死率が10%以上あると言われています。

 

橋本病の甲状腺の症状や慢性甲状腺炎を橋本病という?

橋本病は、自己免疫疾患の慢性甲状腺炎で、甲状腺機能低下症の大部分を占めています。

男女比率は、1対2~7で、30歳~60歳代に多く、発症機序は不明で遺伝的素因のある人に自己免疫異常が起こると、甲状腺に対する自己抗体が甲状腺組織を破壊し、甲状腺機能が低下すると考えられます。

血清IgG4 が高値を示し、急速に進行するのをIgG4関連疾患といい急速に進まなければIgG4甲状腺炎といいます。

橋本病は、甲状腺ホルモンの欠乏と、粘液水腫様物質(ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などに富むムコ多糖類)の組織への沈着により多彩な状態が現れます。

嗄声(ガラガラな声)や眼球を触るとネバネバした感じがします。

また、髪の毛のぱさつきがみられます。

うつ傾向や通常の方より体力がないのも特徴的です。

運動もみわけながら体力レベルに合わせてご案内する必要性があります。

最後までブログを読んで頂き有難う御座いました。

全ては皆様の健康の為に。